日本赤十字社のES(エントリーシート)内容、企業研究のやり方、セミナー情報、インターン・リクルーター情報、筆記試験・webテスト、志望動機、面接内容などを記載しています。

日本赤十字社のES(エントリーシート)

■形式:サイトからダウンロードした用紙に手で記入

■内容
・志望動機

・趣味特技

・長所短所

・健康状態

・ボランティア経験

・卒論テーマ

・スポーツ、クラブ活動、文化活動で得たもの

・別途、400字の自己PR作文を併せて提出

日本赤十字社の志望動機

【志望動機①】
利益に左右されずに、苦しんでいる人を救うという活動に職員として携わりたいと思い志望した。

紛争や貧困について学び、実際に途上国で生活をした時に「苦しんでいる人の命は選択や差別をせずに救うべきだ」という思いを抱いた。

日本赤十字社ならば世界中の赤十字ネットワークを活かし、国内外を問わず活動できる。
また赤十字の原則を持っているからこそこの思いが叶えられると思った。


【志望動機②】
現在、大学で福祉を学んでおり、人を助ける仕事に就きたい、と考えたためです。

学びを深める中で、「人の役に立ちたい」という気持ちが強くなり、被災地支援や、災害が起きた際の支援に携わってきました。

「人間のいのちと尊厳を守る活動」は、御社でしかできないと考え、志望しました。


【志望動機③】
「真に苦しんでいる人の力になりたい」という思いが根底にあり、さらに日本赤十字社であればどの事業であっても業務に従事することによって広く社会に貢献することが出来ると考えて志望しました。

特に、数ある事業の中でも献血事業は日本赤十字しか行っておらず、今後予測されうる課題にいかに対応するかが重要であり、少なからぬ人々の将来を左右する大きな問題になることからその重要性を感じていました。

日ごろから献血に協力していたことや、部活動で献血ルームの特集を行い実際に職員の方々の思いや熱意に触れた経験から、献血事業を個人や部活動レベルで啓蒙するにとどまらず、職員として若年者層に積極的にアプローチを試みていきたいと考え、志望しています。

日本赤十字社の企業研究に役立ったもの

■企業ホームページ、パンフレット、セミナー、広報誌、赤十字のボランティアに参加、赤十字病院の救護訓練に参加、献血、書籍

セミナー情報

■筆記や面接などが同時に実施される、選考と関係のあるセミナー
・服装:リクルートスーツ
・内容:広報VTR、幹部の事業説明や若手職員紹介など


■選考とは無関係なセミナー
・服装:リクルートスーツ
・内容:事業概要説明、先輩職員に質問

日本赤十字社のインターン情報

・インターン情報なし

筆記試験

■形式:マークシート/記述式/作文

■課目
・英語/数学、算数/国語、漢字/論作文/性格テスト/事務処理テスト/クレペリン

■内容
・公務員試験地方上級のような出題傾向

・論作文のテーマは「メンタルヘルス疾患を抱える人に企業や職場が出来る事は」「日赤の認知度を上げるには」「アベノミクスについて」など

webテスト

■課目
・性格テスト/一般教養・知識

■内容
・SPI
・公務員試験のようなもの
・対策をしとけば大丈夫
・問題数が多く、時間が短いので解けるところを確実に解いたがいい

GD(グループディスカッション)

・一次面接と同日実施

■テーマ例
・雇用形態の多様化についての展望
・学生の投票率を挙げるには
・電車内でのマナーを改善するには
・日本は何をもって東日本大震災から復興したと言えるか

リクルーター面接

・リクルーターとの接触情報なし

OB/OG訪問

・希望者のみ訪問可能

日本赤十字社の面接

■就活生①

就活生

面接回数は1回で雰囲気は普通でした。
面接官は支部事務局長や病院長などだった。
どの支部の面接も雰囲気は淡々としていて、質問内容も失敗体験や労働観やスポーツ体験など普通のものばかりだった。




■就活生②
就活生

面接回数は2回で雰囲気は和やかでした。
【一次(集団面接10人)】志望動機、救急法の資格取得について(自分なら入社後どのように取得の促進に取り組むか)、最近の関心事、学業でなくサークル活動で得たことについて

【二次(個人面接)】志望動機、通勤手段について(一人暮らしは可能か)、部活動やアルバイト経験について、どの事業を志望しているか、体力勝負な面があるが大丈夫か、他社の選考状況等




■就活生③
面接回数は2回で雰囲気は和やかでした。
以下に面接の内容と流れを記載しますので参考にして頂ければと思います。

【1次面接】40分 部長クラス2人、人事1人
・志望動機と自己PRを2分以内で
・ここでどのような仕事がしたいか、なぜそれをしたいと思ったのか
・転勤は大丈夫か
・若者の献血離れを改善するにはなにが必要か
・あなたが仕事において大切と思うことは
・献血はしたことあるか
・リーダーに必要なものは
・どんな本を読むか

【最終面接】15分 所長、副所長、人事1人
・自己紹介
・赤十字で知っていること
・趣味について
・なぜこの高校と大学を選んだか
・各資格について
・支部と両方受かったらどうするか
・上司とはうまくやれるか
・献血をしたことあるか、ない場合は何故か
・雑談

日本赤十字社の内定

■通知方法:郵便、電話

■内々定通知後の指示や拘束(個人差あり)
・他社選考の辞退
・就職活動を継続しても良い

その他、印象など

■よかった点
・人を覚えてくれている

・選考から採用までが早い

・応対が非常に丁寧であった

・緊張を解そうとしてくれ、終始穏やかな雰囲気であった

・人事の方は礼儀正しい感じの良い人ばかり


■よくなかった点
・4次試験における拘束時間がとても長い

日本赤十字社の選考突破・内定へのアドバイス

■内定者①

就活生

熱い気持ちを胸に秘めて、冷静に語る事が重要だと思います。
面接では、日赤の役員や幹部に見られているのではなく、彼らの目を通して日赤が救う患者や被災者に見られているのだと思って臨みました。




■内定者②
就活生

あなたが事務職員として赤十字で『働く』理由は何ですか?
それはボランティアや社員活動の範疇では果たせないものですか?

あなたが大学時代に経験してきたこと、赤十字で果たしたい夢は他の誰にも真似できない唯一無二のものでしょう。

ただそれは赤十字の受験者みんなが一緒です。そういった視点を持って、謙虚な態度で面接等に臨んでください。

一人では出来ないことも大勢の力を結集すれば出来るかもしれない。赤十字が社会に存在し続ける意味はそこにあると、私は考えております。

偉そうなことを言ってしまいましたが少しでも参考になれば幸いです。応援しています。




■内定者③
私は日本赤十字社以外への入社を考えていなかったので、日本赤十字社しか受けませんでした。
そのため、本社や支部で何度か採用試験の機会はありますが、1社に絞ることで不安が大きく、その不安との闘いがつらかった様に感じます。

なので、もし同じ様に考えている人がいたら、できれば他社の選考も受け、試験の雰囲気に慣れてから第1志望の選考を受けた方がいいと思います。(固いところで)

また、日本赤十字社の事業は多岐にわたるので、事業内容をよく把握し、自分の希望の部署や事業を必ず持っておくことが重要だと思います。希望が強すぎてもだめなようですが。。

そのためにも現職の方のお話は非常に参考になるので、機会があれば様々な部署の方に、どんどんお話を聞いた方がいいと思います。

そして、企業研究でぜひおこなってほしいことは、実際に現場に足を運ぶことです。

まず、地域の献血ルームや各赤十字イベントに行ってみるといいと思います。

血液センターの見学は施設に申し込めば可能ですし、赤十字病院ではボランティアを募集しているところもあります。支部に問い合わせれば、救急法や防災ボランティアの講習会を受けることも可能です。

職員として赤十字をみるよりも、まずは、一般の国民、県民として、赤十字と日本赤十字社が世の中、世界・日本・地域の中でどのような役割を担っているのか。

そこでは、職員をはじめどのような人が関わり、どのような人が赤十字を支え、どのような人が救われているのか。

これをしっかりと考え、まとめておいてから、そこで働く人間として赤十字はどうあるべきか、赤十字の職員はどうあるべきかをよく考えた方がよいと思います。

赤十字を必要としている人と赤十字を支える人、両方の視点から赤十字をみて、考えておくことが大切かと思います。